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「あの頃の俺とあのゲーム」、レトロゲーム文献書評などなど
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(「ダライアス外伝(その1)」からの続き・・・)
 
 ダライアス外伝は従来のダライアスと同様、先の面は分岐し、マルチエンディングとなっている。全部を攻略するのは時間的にも不可能なので、攻略するのは一番下のコース一本。それが難しいか、簡単かはわからないが、あまり深く考えないことにした。それからスローペースではあったが、ゲームセンターにいったときに1、2回程度プレイするようになった。

 ゲーム自体はボス戦以外そんなに難しくなく、割とはやく最終ボスまで辿り着いた。V'ゾーン最終ボスはSTORM CAUSER。まるで竜巻の中心に入ったような静かな神秘的な空間。そして雲間から現れる巨大な黒い魚の影。影はしだいに姿をあらわにし、まるで黒い悪魔。これからの苦戦を予想させる。

 最終ボスとの初対戦は、一方的で正直話しにならなかった。もちろん一方的というのは最終ボスの圧勝である。僕はなす術なくあっという間に残機を消化しGAME OVERとなった。僕が最終ボスだったら最後に「10年早いぜ!」と言い残すところであるが、10年かけて攻略するわけにもいかない。すぐに今のラスボスの攻略法を検討することになった。従来のように友人もそばにはいない。インターネットも普及していないのですべて自分で考えることになる。

 ラスボスの動きを整理すると、

1)最終ボスは回避不能な攻撃をしてくる。
2)こちらが攻撃できる時間が少ない。

 従来のシューティングゲームは避けながら敵を攻撃するのが醍醐味なのだが、常識を覆している。避けられない、攻撃できない・・・。はっきりいって非常識なのである。
 最終ボスの口の中が弱点であるが、ほとんど口を開けない。さらには画面外や画面奥(3D的な奥行き移動がボスだけできる)に移動して攻撃してくるのだが、その瞬間も攻撃できない上、ほとんど回避不能な攻撃をしてくる(当時は「ほとんど」回避不能と思ったが「絶対」に回避不能みたいである・・・)。理不尽なり。

(「ダライアス外伝(その3)」に続く・・・)
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 このゲームには深い思い入れがあり、今でも遊ぶことがある。ゲームに関しては語れるべきものがあまりないが・・・。ここでは僕の当時の心情を中心に語ろうかと思う。

 学生時代の僕は、とある特定のゲームセンターによく足を運び、店員とは顔見知りで、ゲームセンターに行くと必ず友人がいた。深くアーケードゲームを愛する方々の多くがそうであるように、いわゆる僕は常連というやつであった。そんな僕であったが1993年に就職。最初の勤務地は地元東京ではなく大阪になった。忙しい仕事の波を越え、特に残業や飲み会などが無いときは、夜、梅田や難波に1人で行くことがあった。生まれてからずっと東京にいた僕にとっては、ちょっとした観光気分であった。ゲームセンターに入ってスト2対戦をやることもあったが、友人がいるわけでもなく自然にアーケードゲームからは遠ざかっていった。対戦の腕も鈍っていった。

 そんなある日、懲りずにスト2でもやろうかと入ったゲームセンターで「ダライアス外伝」を見つけた。ダライアスといっても僕は特別思い入れがあるわけではない。ダライアス、ダライアスIIの特定のコースをクリアぐらいはしたことあるが、ただそれだけである。しかしながら知っているタイトルの続編ということもあり、なんとなく100円を投じてみた。するとゲームが面白いとかつまらないとか言う以前に、何か僕の心の中に湧いてくるものがあった。なんとなく懐かしさを感じたのだ。ダライアス外伝というゲームが懐かしいというわけではない。未知なるゲームをプレイし、先がみてみたいというフロンティア精神。湧き出た自分の攻略意欲に懐かしさを感じた。そのとき僕はこのゲームを1コインでクリアできるまでやろうと決意した。もちろん学生時代のように毎日プレイすることは不可能である。点稼はどうでもいい。一緒に攻略する友人も側にはいないが、少しずつやってみよう。・・・そう思った。

(「ダライアス外伝(その2)」に続く・・・)
「あの頃の俺とあのゲーム」
そんなレトロアーケードゲームとそれにまつわる思い出話。

将来レトロアーケードゲームブームが訪れることを信じて
このプログを運営していきたいと思います。

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